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某オークションを覗いたら、天目茶碗が多数出品されています。興味深く拝見。しかし、商品説明を見てその意味が読み取れず、考え込んでしまいました。
<引用開始>++++++++++ 商品説明 夜にお茶を茶碗に残したり、わざと茶碗を洗わないようにしたりすると、効果がもっと速くなります。一日が過ぎると、釉薬面はますます乾燥し、暗くなり、結晶もますます暗くなることに注意してください。茶碗を飼うには、茶碗でお茶を飲んで、よく洗わなければなりません。これは細水長流の時間彫刻です。 <引用終了>++++++++++
何の効果が速くなるのでしょうか。 取り敢えず、茶碗の色あいが良くなり自分なりのお茶碗になっていく効果、と私なりに考えました。しかし、この文では「お茶を茶碗に残したり、わざと茶碗を洗わないように」するのがいいのか、「よく洗わなければ」ならないのか、この説明文筆者の言わんとすることは読み取れません。 例えば、萩焼は、貫入への浸透によって「萩の七化け」というように長期的にお茶碗の色合いが変わっていき、それを楽しむといいます。また、藤枝静男の小説『田紳有楽』には、お茶碗に古さびた趣を出すために、庭の池に何年間か沈めておくという話しもありました。実際に、ズルい古物商がそのような手法を取っているかは知りませんが。因みに、この小説、私の中ではベストテン入りの奇想天外な傑作です。驚愕、そして本当に楽しめる小説です。 処で、このオークションの発送元をみると、海外とありました。意味不明解な日本語は、日本人でない人による文章だからでしょうか。「細水長流」なる言葉も初めて知りましたが、ネット検索すると、明らかに中国語という扱いでした。
書込み前に読み直して、私なりに答えを出してみました。 ・「効果」を「色が変化する事」と言い換えて読み直してみる。 ・日本語では、「効果」とは良い意味で使い、悪い意味で使う場合はそのような意味あいの形容詞をつける。つまり、善悪判断を前提にして読んでいたからおかしくなっていた。 ・効果→ 変化→ 暗くなる(黒っぽくなる) ・結論としては、「よく洗わなければいけない」「お茶を茶碗に残したり、わざと茶碗を洗わないようにすると、お茶碗が黒ずんでしまい、良くない」 それにしても、天目系のお茶碗なので、釉薬がたっぷりかかっていて、貫入はないようにも思いましたが、どうなのでしょうか。 話しのオチとしては、お茶碗をすぐに洗い清潔を保つことは余りにも当然であるのに、何をいまさらと、お笑いになるべき記事といった処でしょうか。 <R5.2.28>追記 最期の一文を加え、本文中も一部文言変更。猶、件のお茶碗は売れていないようです。 #
by tamon1765
| 2023-02-22 22:06
| 茶つながりで、の雑談
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by tamon1765
| 2023-02-21 21:34
| ことば
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私の家の敷地内で、小さな直方体の物体に気付きました。隣家との壁の隙間の軒下。雨垂れ受けの意味で少々大きな石の中に、妙に正確な直方体。 何だろうと拾ってみると、何と、硯でした。 他人の家に放置するのも理解できないですし、それ以上に、硯を捨てるという感覚も私には理解不可能です。 何なのでしょう、もしかしたら何かいわれがあるのでしょうか。 例えば、「子供の抜けた歯は、後ろ向きになって屋根に放り投げる」「節分の日は、恵方巻をその年の恵方の向きに向かって食べる」といった大人(それも齢とってから)になって知ったことも数限りないので、もしかして何か情報のお持ちの方には、教えて欲しいです。連絡お待ちしています。 #
by tamon1765
| 2023-02-20 19:03
| 書
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2月3日の『茶窓カン話の「カン」の字は?』は、私の無理解・無知の状態での書込みでしたので、全面的に書き直します。 前回の記事を読んでいただいた方には、お詫び申し上げます。
当ブログでは「茶窓閑話」としてきましたが、違っていたようです。正しくは、「閑」ではなく、「間」と考えられます。「門構えに月」は、「門構えに日」(現在の間)の旧字ということです。最初から漢和辞典を引くべきでした。 よって、カテゴリーも訂正させていただきました。但し、閑も残したのは、下記の理由によります。
原本を確認しました。 和綴じ本の、一枚ごとの真ん中の折り目となる部分の上に題簽を書く部分(何と呼ぶのか、分りません)があります。 また、全体は「序上中下跋」の構成ですが、序には冒頭に、上中下には、冒頭と終わりに、書名の記載があります。そこでは、「門構えに月」と「閑」が混在しています。なお、「門構えに夕」(聞)に見える字もありましたが、三日月のように書いた月の横一本が薄れてしまったものと考え、却下します。 その二つを集計しますと、 題簽部分 序:全2のうち、 「門構えに月」2、「閑」0。 上:全26のうち、「門構えに月」14、「閑」12。 中:全23のうち、「門構えに月」15、「閑」8。 下:全15のうち、「門構えに月」14、「閑」1。 冒頭と終わりの書名 序:(冒頭)「門構えに月」、(終わり)記載なし。 上:(冒頭)「門構えに月」、(終わり)「閑」。 中:(冒頭)「門構えに月」、(終わり)「かん」=平仮名。 下:(冒頭)「門構えに月」、(終わり)「門構えに月」。 以上から、閑の字は明らかに旗色が悪いです。閑話という言葉に思い入れもあり、完全な間違いでもないので、カテゴリーには残させていただきました。本当ですと、旧字である「門構えに月」としたいのですが、文字の出し方が分かりません。
余計な事ながら、旧字が新字に代わる段階で、「月を日に変える」感覚って何なんでしょう。そのことにも興味を感じました。 #
by tamon1765
| 2023-02-18 13:43
| 『 茶窓間話、閑話』
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by tamon1765
| 2023-02-18 00:05
| 雑談
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