茶書の森への旅

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カテゴリ:お道具とお茶室( 42 )

桑の小卓(コジョク)

桑の小卓を、初めて目にした時の驚きを思い出す。

あれ?こんなお棚も有るんだ、格好いいなあ、と。

四本の柱が瀟洒な感じで、高さのバランスが絶妙だ。

また、棚板が地板近くにある棚は、他に目にしない。

一方、桑の色つやが白木とまた違った、重厚感が

あって、木の風合いが好きだ。

そしてなんといっても、柄杓を飾った後が魅力的だ。

四本の柱の中で斜めに空間を切る柄杓。シャープで

とても格好いい。

この小卓で、三飾りや総飾りをやらない手はない。

もっとも、人のお点前を見るとき、私の眼は、「右手が

持つ柄杓の位置、左手をいつ添えて、どのあたりで

離れているか」を見るのが楽しみだ。


ところで、照明デザイナーの山下裕子氏がどこかで、

同じようなこと(桑の小卓の姿かたちがステキ)を

仰っていた。

この人は、茶室――著名なデザイナー(って誰?)が、

特殊な素材(って具体的に何?)で、お茶室――を

作った(って、いつ、どこで?)のにも関わったそうだ。


私としては、同じ感覚の方がいると思うと嬉しくなる。



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by tamon1765 | 2018-09-14 15:37 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

卓(ジョク)の読み方

丸卓、小卓、高麗卓、旅卓……

ジョクという読み方が気になったままウン十年。

フト思いついて、漸く字引を開いてみました。

白川字源も、角川漢和中辞典(塚藤野小野)も

 人の超絶するもの、とびぬけているもの

といったことが書いて有り、確かに卓越卓絶卓見

など熟語がありますね。

但し、どちらにも、「ジョク」という読みの記述も、

解説もありませんでした。

私は、漢音と呉音の違いかな、程度に思っていたの

ですが、見事に私だけの思い込みだったようです。

ご存知の方のご教授をお待ちします。


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by tamon1765 | 2018-08-21 22:40 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

旅箪笥

旅箪笥は、利休さんが秀吉の北条攻めの際に考案したという。

私は、小間での茶事が究極のものとの思い込みから、旅箪笥は

どう見ても一段劣ったものと見なしてしまっていた。

しかし、芝点を教わってから、旅箪笥も楽しいものと思うよう

になった。

棚の一部が分解して、棚の外へ発展成長していくなんて、たま

らなく面白いと思う。それも、外した中板を、棚と並行でなく、

45度に置く処が何故か嬉しい。これが、実際に自然の中で

行われるのも想像だけで楽しい。

処で、表千家の教則本を眺めていると、このお棚に関して、

碌々斉好みが複数あることが分かる。

想像するに、この宗匠の時代、お弟子さんの処へお稽古に

行こうにも、お弟子の処に道具があるのかないのか、

難しい時代。それで、この携帯用棚を色々使われたのだと思う。



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by tamon1765 | 2018-08-19 16:41 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

伽藍の実際


以前、伽藍という記事で信州の善光寺をひきました。
今回、静岡県三島の龍澤寺(臨済宗妙心寺派専門道場)の伽藍を3種。
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こちらは、三島大社の本殿、
これは伽藍という言葉を使っていいのでしょうか、
私はちょっとよく分からないのですが。
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by tamon1765 | 2017-09-07 22:29 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

五徳の語源(解決か?)


ウィキペディアを開いたら、ずっと気になっていた、

五徳の語源が書いてあった。まあ、一つの説だが。

その、あっけなさにやや意気消沈である(苦笑)。

内容を引用すると、

*

昔は、環を上に足を下にして使った。 これは、

竈子(くどこ)と呼ばれた。のちに、 ひっくり返して

使うようになり、名称も、 「くとこ」をひっくり返して、

「ごとく」になった。 漢字の五徳は当て字。

*

というものだ。 はっきり言って、ウィキペディアに

ついては良い印象を持っていないので、上記のような

説もあるということで読んだ。

濁点の移動についてはどうなのか、ということもある。

それにしても、楽しい説ではある。

今後は、五徳だけでなく「くどこ」という言葉も気に

することにしよう。

*

ギョウカイ人の逆さ言葉はシーチョの極みだが、

(シーチョ自体が逆さ言葉です。笑)、そのもの自体が

ひっくり返ったために名前もひっくり返した例は、

日本語でほかにないか考えているが思いつかない。

*

無理して下らないことでも書くとすると、

英語習いたての中学生の頃、 「日本とアメリカでは

多くのことがアベコベだから、 日本では道路が、

あちらではroad。」

*


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by tamon1765 | 2017-09-03 22:15 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(1)

五徳のなかの端厳徳

*

端厳徳

分からないと放ったままの言葉。

分からない言葉は辞書を引きなさいと、子供の

時に言われたことを思い出して、角川漢和中 辞典

を引いてみた。

*

正しく、おごそかなこと

*

意味としては字面そのままで、何も付け加え て

いないと いう気もしますが、、、、

勿論、「正しくないもの、穢れたもの」で 飲食物を

作るのは 嫌ですが、逆に五徳がなぜ、 「正しく、

厳かなもの」である のかの理由に なっていません。

むしろ、この道具に対して、五徳という名を つけた

のは特徴 や由来ではなく、こうあって ほしいとの

要請でしょうか。

*

あるいは、火を扱うということでの浄化作用、

神聖さ?そこ からの理由つけ?

*

私にはまだまだ闇の中です。

*


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by tamon1765 | 2017-02-10 14:25 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

五徳のなかの尊貴徳

*

裏千家茶道教本器物編2「釜と炉・風炉」からの情報

として、以下引用しました。

*

三ツ足の鉄輪は、「自在徳、熾盛徳、端厳徳、

名称徳、吉祥徳、尊貴徳」の六徳を有す。

 しかし、自在鈎が出来たことにより、自在徳が

 除かれて五徳になり、それを名称とした。

*

この6項目の尊貴徳とは何のことか?

ふと、五徳の前期の使い方、つまり今と上下逆にした

使い方が、漢字の「示」そのものではないか、と

気が付いた。

おおよそ、「示」は、神をまつる祭卓の形とする

理解でいいと思う。つまり、示は、神様あるいは

貴を尊び、何ものかを捧げることを形象化した字だ。

そして、五徳の上に物を載せれば、示の字そのものだ。

そう考えるならば、尊貴徳もわかる気がする。


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by tamon1765 | 2017-02-06 14:31 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

五徳について、喜多村節信が

*

喜多村節信トキノブ『瓦礫雑考』を眺めて いたら、

*

こは足三ツありて、上下左右共に用べければ

五徳と名づくるか

*

とありました。

しかしながら、上下左右ならば、4で 3+4=7じゃ

ないですかね。 節信は上下の2を足したかったのな。

それにしても、足の三本に利用面の二面を 加えると

いう発想が、ちょと理解できない ですね。

*

日本随筆大成第一巻p507


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by tamon1765 | 2016-12-21 14:57 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

お詫びと訂正「源氏窓の蓋置」


116日に書込みした「源氏窓の蓋置」に間違いがありました。

間違いをお詫びし、全文削除させていただきます。

訂正の上、改めて記事を掲載します。

「源氏窓」という名の弘入造の蓋置を使いました。

ベースは、つくね型(いやもっと薄い繊細な作品でした)

の赤楽をイメージしてもらえばいいでしょう。そこには

絵が施され、正面に花頭窓が描かれています。一方、円筒の

反対側の上方向には、丸い穴が開いています。窓部分は

透けた作りではないですが、この窓を通して月を眺めると

いう心なのでしょう。


源氏窓という言葉は、今回初めて聞く言葉であり、手元の

事典には記載はありません。

ネットの辞書を見ると、あっさり、「花頭窓。火灯窓。

唐様の上部が尖頭アーチ状の窓。」といった様にあります。


とするならば、近江の石山寺ということなになります。

紫式部が花頭窓越しに月を眺めている図。

濡れ縁の元には薄が見える、そんな絵柄があります。

そして、現実に、石山寺の本堂東側に張り出して、「源氏

の間」という紫式部が源氏物語を執筆した部屋があると

いいます。

それがまさに、花頭窓、いやいや源氏窓。

Webで検索すればその写真も見られます。



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by tamon1765 | 2015-11-26 22:25 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)

五徳の起源


表題の件、下記の本による情報です。

 三ツ足の鉄輪は、「自在徳、熾盛徳、端厳徳、

 名称徳、吉祥徳、尊貴徳」の六徳を有す。

 しかし、自在鈎が出来たことにより、自在徳が

 除かれて五徳になり、それを名称とした。

というものです。


但し、私には、

1.自由自在に使えるよ

2.火を盛んに起して使えるよ

は、鉄輪の性質として理解できますが、

  3.「端厳」は言葉としてまず不明。

  4.いい名前だよ

5.お目出度いよ

6.高貴な人(もの?)を敬うよ

が何故、この鉄輪に該当するのかが、分かりません。


ネットで探すと、この六徳は、

  山田宗偏の「茶道要録」によれば、仏書に

云々、と見出せましたが、仏書というのがあやしい。

何故、「**経」と明示出来ないのかしら?

もっとも、私は、六徳という考え自体、仏教では

なく儒教の考えかと思っていました。


さて、鉄輪は、自在鈎が出来る前は、五徳ではなく

六徳と呼ばれていたという話も聞かないです。


ということで、スッキリするまで相変らずの遅々
たる歩みです。

なんだかいつも堂々巡りをしているようで、

嫌なんですけど・・・・・・

オチとしては、五徳はやっぱり加減乗除の世界に

あるってことですかね(笑)


裏千家茶道教本器物編
2「釜と炉・風炉」S41、p146


過去の書き込み

 五徳の由来

 五徳への連想


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by tamon1765 | 2015-11-25 22:21 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(0)
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このマヌケ?な顔、実は世界文化遺産です(笑)


by tamon
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