茶書の森への旅

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「茶の本」 の本領とは

近重物安 「茶道百話」 を開いて俄然愉快に感じた。
「岡倉天心の茶の本」 の一節である。

天心の 「茶の本」 は大変重要な本ではあるが、私には
疑問の書である。
学生時代に読んだ時の違和感を未だに引きずっている。
それぞれの話はわかるが、全体の流れやら、本全体で
言おうとしている意図がつかめず難渋した。いや、今も
難渋している。

引用すると、眞澄物安氏はこう言っている。
岡倉氏の感興なるものは殆ど凡て支那上代の哲人の
思想をかりてゐる。否少なくともこれを読みこれを咀嚼
して、再び岡倉サンの筆の先から再生したものである。
極言すれば岡倉サンの学問の発露で、お茶の本領
ではない。


確かに、この本には道教的要素があると指摘される。
別に、道教だからいけなくて禅ならば良いと言うつもり
は全くない。百人いれば百通りのお茶でいいではないか、
と普段言っているとおりだ。
ただ、この世評の高い名著(既に古典扱いだ)が、私に
はよく分からない本である。



私の短絡的な読みでは、この本は天心のヒステリックで
分裂症的な性格
がそのまま出て、且つ又、その時の立場
への不満、ルサンチマン---それを体現した著作ではないか、
と想像しているのだ。
恨みを内包した著作か、不満ある自分を励まし立て直そう
としたのか、それとも、逆にこれを書くことによって優位
に立とうとしたのか…….
勿論、私のたわいもない妄想である。
亦読み直してみたい。
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by tamon1765 | 2008-12-07 08:05 | 天心岡倉覚三さん | Trackback | Comments(1)
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Commented at 2016-01-19 13:23
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
line

このマヌケ?な顔、実は世界文化遺産なのです(笑)


by tamon
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