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江岑夏書 58

廿八日
一 ふくさきぬの事、休、被成候も、ちいさく角をこしニつけ
  申候、小田原陣ニ休御越之時、そうおん、ふくさきぬ大キ
  ぬい候て、薬つつミニと御申候て被進候、休、御らん候
  て、此かつかう一段よく候、これよリも此様二ふくさきぬ
  ハいたし候へと御申候、ふくさ物と申事あしく候、ふくさ
  きぬよく候、大キサハ十七め、十九め尤二候、


<30.8.16> 読み易く直してみました

袱紗絹事、休成られ候うも、小さく角を腰に付け申し候。

小田原陣に休お越しの時、宗恩、袱紗絹大き縫い候うて、

薬包みにと御申し候うて進められ候。

休ご覧候うて、「この格好一段よく候。これよりもこの様に

袱紗絹は致し候へ」と御申し候。

ふくさ物と申す事悪しく候。袱紗絹よく候。

大きさは十七め、十九めもっともに候。



Commented by 夢庵 at 2007-06-30 09:28 x
逢源斎書

ふくさきぬ事、休被成候も、ちいさく角をこしニ付申候、
小田原陣ニ休御越候時、そうをんふくさきぬ大きニぬい
候て、薬ツゝミと御申候て被進候、休御覧、此かつこう
一段能候、重而も此様ニふくさきぬハいたし候へと御申候、
ふくさ物と申事あしく候、ふくさきぬ能候、大キサは十七め、
十九め尤ニ候
Commented by tamon1765 at 2007-07-03 00:17
利休さんの後妻、少庵の母、宗恩が、今の袱紗の大きさを決めたと言う有名な話の元ネタ。
by tamon1765 | 2007-06-27 09:49 | 『 江岑夏書 』 | Trackback | Comments(2)

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