利休二帖敷に、囲炉を初はすみきりにせしを
2004年 08月 24日
24 利休二帖敷に、囲炉を初はすみきりにせしを、さひしきとて、客の方へ入かへけれとも、又客三人の下一人より、亭主の後みへ悪きとて、中へ入かへて、扨さきの一こまいいらぬものとてきりすて、一帖たいめと云也、あかりさきの窓も、此時はしまれり、座敷の高さ、軒桁より地敷井の間五尺二三寸也、地敷井も、昔は七分なりしを、九分にせらるる也、畳のへりも同事也、屋ねうらは三寸かうはい、棟軒外こまいは十二とをり也、扨かまほころちとて二尺計棟はつちおき、くり石ひしと打付し也、昔はわら草履にて有しを、利休よりせきたとなれり、足袋も昔ははかさりし也
by tamon1765
| 2004-08-24 20:34
| 『 長闇堂記 』
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