富士山来たかい
2023年 01月 05日
あるお宮さんへお詣りをした。
高台に鎮座ましますお宮さんで、登るのも久々だ。
富士山を目にすることの出来るお宮さんである。
ついつい、富士山来たかい?という言葉を思い出した。
いや、正しくは「不自讃毀他戒」。
意味あいは、「自己評価ばかり高くすることをやめ、他を悪く
言うことを戒める」というようなことと思う。
実は職場の自分の席のパソコンのフレームに貼って毎日眺め
ている言葉なのだが、私はまさにこの戒めが必要な輩のよう
である。
今年こそ、この戒めを肝に銘ずるようにしたいものだ。
木の股の間から富士山を望む図としかたったのだが、山頂に
横雲がかかり分かりづらくなった写真。
ところで、首都圏にいると富士山は割と目に出来る。
それでも、就職後に、新幹線で関西に向かった時の三島あたり
からの富士山には、感動した記憶が未だに生々しい。
どんなに感動したことか。
日本人で富士山の画像を目にしたことのない方はおられない
と思うが、是非多くの方が実際に目にされることを願っている。
富士山を拝んでいたら何年も忘れていたことが、突然蘇った。
小学校のバス旅行で、美しヶ原?へ行った時、担任の丸山先生
が「富士山が見えるゾ!」と指さして教えてくれた。
皆、「ホントだ」と喜んでいたが、薄く霞んでいて、私には
どうしても見えず、悲しかった。
見えないとはっきり宣言する子もいなかったが、見えない
ものを見えたと嘘をつくのも嫌なので、「見えていいなあ、
分んないや。」と話したことを思い出した。
それでよかったんだ、と思う。