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お茶、その他についての、極く私的なブログ
by tamon
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「ゆずりは」から「楪子」へ


以前の書込みでの不明事が、分ったので書き留めます。

その記事は、会記の翻刻2022 01 11日)です。


そこでは、

  ▲子 :漢字が出せないので、▲で失礼します。

      木偏に、上が「世」下が「木」の字です。

      「子」と併せて「ちやつ」と読むようです。

としましたが、

  ▲は漢字「楪」で、「ゆずりは」とのことです。


今回、堀内宗心「宗心茶話」世界文化社、2006=h18

のp8488143(写真)で知りました。

長生庵堀内家では、今も、納会(年末の懐石)では、向付

は皿を使わずにじかに楪を敷いて鰯の塩焼きを置き大根

おろしを載せて出す、そうです。

つまり、以前は木の葉(楪)を皿代わりにしていた、

それが器を使うようになり、楪子という字・言葉が当て

はめられたのだと思われます。


私は、楪なるものを知らないので図鑑を開きました。

常緑広葉樹で高さ15mに及ぶ高木。潮風に耐え、耐火力

有り。葉は輪生。葉質は厚く革質、狭楕円形、急先頭、

全緑、下面は粉白色。

葉っぱを見ると、ああ、目にする木だな、と分かります。

鰯を載っけるのに丁度いい形です。

新旧の葉が「入れ替わるように」「譲るように」出ること

からの木の名前であり、家が代々続くことを意味する

縁起木だそうです。


昔、神楽坂の遠州流お家元の初釜に寄せて頂きましたが、

そこで橙(ダイダイ)が代々家が続くという縁起物という

ことを教わりましたが、同じですね。


余談ながら、「ゆずり葉」は茶杓の名としても用いられて

います。宗旦作、藪内剣翁作、仙叟宗室作が紹介されて

いました。縁起木の故なのでしょう。



<R4.8.31>意味を変えずに訂正変更




by tamon1765 | 2022-08-30 10:30 | おちゃつながりで、の雑談 | Trackback | Comments(1)
Commented by tamon1765 at 2023-01-24 13:40
めりやす『萩の風 ハギノカゼ』明和6年7月=1770。中村座。
「念力楪葉鏡 ねんりきゆづりはのかがみ」一番目
うきしま弾正かつとら 市川團十郎
 江戸趣味文庫第三篇「江戸長唄 二」珍書刊行会蔵版 p125
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