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合掌のかたち



子供の頃から不思議に思っていたことを思い出した。

飛騨の五箇山や白川郷の伝統的民家を、合掌造りという。
ご存知のとおり、鋭い傾斜の三角屋根である。

しかし、一般に合掌と云えば、左右の掌を全面くっつける。
とするならば、合掌造りは垂直建造物のはずだ。これでは、
塔又はペンシルビルという趣で、人の住む空間には相応し
くないし、合掌造りと違う、という思い。

インドでも、手は全面くっつけると思う(私のインド理解
は映画『踊るマハラジャ』『踊るスーパースター』が全て
なのですけど。苦笑)
タイの僧侶の映像を目にしても、掌は同様だ。

ところで、日本の狂言では、寺院へのお参りの場面など
では、左右の掌を付けないで、中指を中心とする長い指
の先端をくっつけるのみである。
合掌造りと同じ三角形をつくるかたちだ。
舞台だから振りを大きく見せるためであろうか。
それとも、この地方での、お参りの時の手の合わせ方なの
だろうか。

ご存知の方のご教授をお願いしたい。


<R4.4.12>一部訂正
全面が前面になっていました。




by tamon1765 | 2020-07-16 12:49 | 雑談 | Trackback | Comments(0)

お茶、その他についての、極く私的なブログ


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