82.茶杓の名所
2021年 10月 05日
先(ハサキ)といふ。茶をすくふ所を。総名匙形(ソウミヤウカヒカタ)といふ。又かひさきとも
いふ。真中(マンナカ)に一筋落入(オチイリ)たる樋(ヒ)のあるを。うは樋(ビ)といふ。真
中に高き筋(スヂ)ありて。前の方に落入たる樋のあるを。両樋(リヤウヒ)
といふ。節 柄(ツカ)の留(トメ) うらおもて 又ふしなしの茶杓も
あり。柄のはづれに節の在もあり。二代目宗佐の作な
どにはあり
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・名所というから、名所旧跡の場所を思い浮かべてしまうが、単に
その良い部分・注目すべき部分の所と思えばいいのだろう。
・後ろからの2行目に余白あるは、「節、柄の留、裏表、節無の茶杓」
との列挙である。
・ところで、裏表とは何だろう?
by tamon1765
| 2021-10-05 06:55
| 『 茶窓閑話 』
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