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蘭奢待を聞香する、魯堂さん

仰木魯堂さんは昭和16年9月20日に79歳で
くなられるのですが、その前に、葉山の別荘に
田中親美、式守蝸牛、令弟の政斎、松永耳庵らが
集まったといいます。

その時に、蝸牛さんは、なんと!「蘭奢待」を持参
したといいます。
仰木魯堂さんは、泣いて喜び、衣服を改め聞香
したそうです。

実際に写真が残っているのですが、
一般民間人が蘭奢待を聞香することが出来るなんて、
この話しを読んだ時から未だに信じられないような...、
私の場合、実際に聞かなくとも、このお話しで
既に聞いたような不思議な感覚です。
蘭奢待を聞香する、魯堂さん_e0024736_10210450.jpg




























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<29.9.20追加>写真を追加しました。出典は、藤井喜三郎「艸居庵記」
<29.9.24追加>表題を変えました



Commented by soukei3 at 2009-05-22 10:50
今、お香にはまっていて連休に山田松香木店に行きました。
蘭奢待には38ヶ所の切り取り跡があるらしいので、あるところにはあるのでしょうね(笑)。
Commented by tamon1765 at 2009-05-24 12:31
宗恵さん お香だなんていいデスネ。
私も且坐の香道具で、たまに真似事をして楽しみます。
煙にならずに、今あるところと言ったらどこなのでしょうねえ。
そういう方とは、お付き合いすることは私は、おそらく
ないのでしょうけど。
笑うしかないです、ホントに。
Commented by 桃里 at 2009-06-01 19:52 x
蘭奢待、宮尾登美子さんが、蘭奢待を聞く香の会に参加したってエッセイにしてみえました。
名古屋にある志野流のお家元はお持ちという話です。
Commented by tamon1765 at 2009-06-02 20:21
宮尾登美子は一切読んだことないんですよ。
茶道家元を小説にしたもの、この方の作品でしたっけ?
昔、竹下景子さん主演でテレビドラマになってましたね。
後の万家とかナントカ言っていたきおくがあります。

お香は、有るところには有るものですね。
最近も、志野流の特集番組ありましたね。
丁寧に見てないので、ビデオを探して見直して
見ようと思います。
情報をありがとうございました。
by tamon1765 | 2009-05-21 21:59 | 明治期以降の茶人 | Trackback | Comments(4)

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