袋茶碗の事

67
袋茶碗の事は。客亭主とも習事あり。袋の取さばき
中*書面にはなりがたし面談に申へし。客は仕舞のよき
袋に御入なされ。本(もと)のごとく御飾りあるべしといふが第
一のならひなり。若しこの挨拶をせされは。客
ぶり第一のひきやうとしり間。よくよく心にかけ
らるへし

[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-21 07:34 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

長緒のむすひやう

66
長緒のむすひやうは。日外(いつぞや)相伝仕候と貌かほ?申候。もし
御失念候はは何時にても教申べく候

[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-20 18:14 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

茶入を長緒にする事

65
茶入を長緒にする事は。大海茄子尻ふくら丸壺
これらの類たるべし
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-19 23:42 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

茶入は挽方をこしらゑ

64
茶入は挽方をこしらゑ。袋を入おくへし。茶入は丸
ぶくろに入たるがよく候なり

[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-18 00:56 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

大茶入の袋

63
大茶入の袋は。中はしらの釘にかくるなり。両方の
緒を取りて釘に掛べし

[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-17 23:41 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

「杉なり」と「への字なり」

62
棗の茶は杉形(すぎなり)にもり。頭巾中次はへの字なりにもると
はいへども茶入により時節により相違のことわり
口伝に申べし


「杉なり」「への字なり」との言葉使いが楽しい。
飲食にも関わらずおならを連想させるので
使わなくなったのであろう。
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-16 23:37 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

一ひさく点。二柄さく点

61
一ひさく点。二柄さく点てといふ事。口伝にて相済候なり
薄茶はかならず一ひさく点

確かに、現在でも、薄茶は柄杓一杯で点て、濃茶は柄杓で
湯を入れるのは2回である。
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-15 23:34 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

ひさくを棚にあげ

59
ひさくを棚にあけ置候とき。いろりと風炉を相違の
こと。これも口伝にて相済候なり


柄杓を棚に上げて飾る場合は、炉と風炉で違うという。
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-13 07:59 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

柄杓のゑを炉縁にかくる

58
柄杓のゑを炉縁にかくる目つけ。四畳半かまへ。台目
一畳半いづれもかはりあり。口伝にて相済候なり

[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-12 23:29 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

茶すくひやう

57
茶入により茶すくひやう。相引茶入引茶杓引なり

相引茶入引茶杓引が迷う処ですが、こんな風に考えてみました。
茶杓を固定して茶入を引く方法。逆に、茶入を固定して茶杓を
引っぱり出す方法(これが一番一般的ですかね)。とすると、
相引とは、両者を引き合ってお茶を掬い出すという方法。
逆方向へ動く両者のベクトルが三次元世界で一直線になったら
美しいことだろうなあ。


戯言を一つ。
漢字変換で「逢引」がでたことから、相思相愛である茶入とお茶杓を
想った。
両者、久々の出会い。
お道具を多数お持ちの大名家(エ―、小堀家を想定している
のですが)にとっては、道具組は無限にあるでしょうし、
まさに、その二つのお道具が出逢えるのは一度だけかも。
まさに一期一会。
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-11 11:37 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

茶手前に種々の習あり

56
茶手前に種々の習あり。あらましに書申候。尽々(ことごと)く?
記しかたし


ここから、点前についての記述になるとの宣言です。
当然のことながら、全てを書き尽くすことはできないから、
概略だけですよ、と言っている。
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-10 23:26 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

居替る座敷とかはらぬ座敷

54
居替る座敷と。かはらぬ座敷とあり。四畳半三畳
台は大かた居かはり。一畳半と風炉とは大かた居
かわらず。先は通口に心を付べきなり。功者のいる場なり


中立ちで、三畳台目以上は中立ちをするが、狭い場合、
或いは、風炉の場合は場所を変えないよ、と。
後半は、別の話題とも思われます。
通い口半東以下の亭主側の人間の出入口に注目せよ、
そこは経験者でないといけない、と。
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-08 16:19 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

座入りに手水つかはざることは

53
座入りに手水つかはざることは朝会なり。昼後は必手水
つかひ申候。昔は昼にても相客そろひ一同に座入候
ときは手水なしに入候なり。食後(はんご)には是非いつにても
手水つかふべし
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-07 16:16 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

上座露地へ入り

52
上座露地へ入り。手水つかい刀掛に脇差かくる時に次
座入りすへし。其次々もかくのごとし。夜会にては引
つづき入がよきなり

[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-06 16:14 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

客になりて相客の知れざるとき

客になりて相客の知れざるときは。笠のかずと履(あしだ)の
数にてしるか習ひにて候
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-04 22:20 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

雨降りには

雨降りには客の数ほど下駄を置くべし
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-03 07:17 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

腰かけに

腰かけに大竹の皮笠をかけておくべし。緒をせぬが
習いにて候。笠のこしらへやう口伝

[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-02 22:16 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

冬には待合に

冬には待合に火鉢おくべし。煙草盆おくべし
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-01 22:14 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

陸羽の「毀茶論」3

陸羽の「毀茶論」のことが、太宰春台先生のご本にある
ということは、他にも引用・言及されているはず、との
思い込みにより、いくつか本をひっくり返してみました。

なんてことはない、有りそうな処にちゃんと有りました。

・布目潮風「緑芽十片」1989岩波書店  
・小川後楽「茶の文化史」s55文一出版  

太宰春台先生と同じ内容の引用です。
出典は、『封氏聞見記』とやら。
その原典を探すことは私には出来ないと思いますが・・・・・・。
ところで、人名の違いが気になります。布目本も「伯熊」で
あるのに対し、小川本は「伯態(ハクタイ)」とあります。
いくつかの異本、或いは、別の原典があるのかしら。

その後の陸羽は、それまで居た江南を離れ、越(浙江省紹興)
へ赴いたといいます。小川氏は「この時の精神的打撃はよほど
大きかったとみえる。」と記しています。


過去の書き込み、陸羽による反「お茶」の書、  陸羽の「毀茶論」2
もどうぞ。
[PR]
# by tamon1765 | 2014-02-01 07:07 | | Trackback | Comments(0)

数奇屋の床に短径に

数奇屋の床に短径に油火をとほすべし。燈心五
筋七すちに*るべし。尤長燈心つけて。後の穴より
下げおくべし

*の字が分かりません(涙)
[PR]
# by tamon1765 | 2014-01-31 05:55 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

陸羽の「毀茶論」2

意外なところから、陸羽の「毀茶論」の情報を得た
ので報告します。
出典は、太宰春台先生の「独語」。
お茶非難の激しい書物として有名ですね。
よって、春台先生には都合のいい話題なのかもしれません。
陸羽についての部分を、いつもの私流超訳です。


漢土にては、南北朝の頃よりお茶を飲むことが始まり、
唐時代に盛んになった。これを、盧同陸羽は特に好んだ。
盧同は茶の歌を作り、陸羽は茶経を表わした。(略)
陸羽が茶を弄ぶことは今の人(江戸)に似ている。
陸羽の同時代人で常伯熊という人も茶に道に詳しい。
李季卿、承相李適之の息子で御史大夫が、皇帝の命で
江南へ赴いた。臨懐県の宿泊施設に来ると、或る人が
常伯熊が茶に通じていることを伝えると、興味を感じ
旅館に呼び寄せ、茶をやらせた。
この時の伯熊の格好はというと、黄色い着物に黒い
紗の帽子で、手に茶筌を持ち、口では茶名を唱え、
丁寧に準備して、決まりの如く茶を用意した。
見ている者は、目を見開いて、珍しいものを見るとの
思いを深めた。実際に飲んでみると、季卿はお替りして
二杯飲んだ。
季卿は、次に江外という処に至って、今度は陸羽を召
した。茶をやらせたが、陸羽は野良の服装で、茶道具を
先に持って出て始めた。茶の作法は全く伯熊と同じで
あった。
季卿はお茶を飲んだが、陸羽の仕業を見て、賤しいもの
と思い、家来に命じて銭30文を陸羽に与えた。
陸羽はこのことを大いに恥じ悔やんで、この時から、
お茶を玩ぶことを断って、毀茶論をしるしたということだ。


以上。
さて、或る時期、私は、最も大切にしなければいけない
ものは人間の尊厳であると、強く感じていました。
世に、人の命は地球より重い、などと云う人がいますが、
命より尊厳の方が重いのでは・・・・・・と。
上記のエピソードをそのまま事実とするならば、ある意味、
ここでは陸羽にとっては尊厳の問題であったと思われます。

また、ふと、西鶴のある作品も彷彿とさせます。


原文は「日本随筆大成 巻九」s2、吉川弘文館 p241、242。


陸羽の「毀茶論」3もご笑覧ください。


<26.2.13>追加補足
[PR]
# by tamon1765 | 2014-01-30 22:03 | | Trackback | Comments(0)

夜会のとき待合より

夜会のとき。待合より腰かけへと行灯をとぼすへし。
刀掛のわきの石に行燈をのこすべし。

[PR]
# by tamon1765 | 2014-01-30 06:39 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

夜会には処々の道筋に

夜会には。処々の道筋に石灯篭あり。皆々灯を
とほすべし。また石灯篭植ごみの内にある。景
気よきものなり。

[PR]
# by tamon1765 | 2014-01-29 19:32 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

夜込ならば

夜込ならば。露地の道筋のために行燈をとぼす
べし。尤露地行灯とてあることなり

[PR]
# by tamon1765 | 2014-01-28 12:37 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

朝ずきには

朝ずきには露地に水うつことなし。別して冬などは
石の上すべるものなり。然れども手水はちの辺には
水を打べし

[PR]
# by tamon1765 | 2014-01-27 21:46 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

気ま~まな独り旅


by tamon1765
画像一覧