守破離

不白筆記の超訳:

守破離という三字は、軍法の教えにある。

シュは守る、ハは破る、リは離れるということだ。

生徒に教えられるのはこの「守」ばかりだ。

生徒は「守」を習い尽くせば、自分から自然と破る

ものである。これは、前に述べた、自分のものと

なった状態になったからである。

上手のレベルといえよう。

ところで、守だけでも車の片一方だし、破だけでも

車の片一方だ。この二つを離れてこそ名人のレベル

なのだ。守と破を合体させ、さらにそこから離れ、

しかも守ることなのだ。(ここでいう守は、初め

から言っている守とは違う。初めの守と今の守の

違いを分かってもらえるかな?)

この一段は、本当に大事なだ。

工夫してほしい。




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# by tamon1765 | 2014-10-31 22:18 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

上手と名人との段

不白筆記の超訳:


上手と名
人には、差がある。
上手といわれる人は、型や振る舞いをよく学び

消化して自分のものとしている人で、自由自在
に動ける人である。

しかしながら、ここから離れることは難しく、
それ故、上手のレベルに
とどまっている。

名人といわれる人ここから離れることが出来た
が故に、名人なのである。


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# by tamon1765 | 2014-10-30 21:54 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

稽古ヲスル時殊之外わるく成りたると思う事有リ

不白筆記の超訳:

稽古していると、なんだかとっても下手になったと感じることがある。

これは、上のレベルへ上がるステップだね。

そのわけは、稽古をしていて心のままに動けたときなのだけど、

心のままに動けるようになると、そのまた上を願うようになる。

その思ったとおりに稽古をやっていくと、又下手になったように

思ってしまう。稽古を一生懸命やって、何で下手になることがあろうか、

そんなことあるわけがない。

この下手になったように感じる心境は、充実しているときの心境なのだ。

とにかく、稽古を進めていけば、何度でもぶつかることなのだ。

悪い教育者は、こういうことを心得てないために、生徒の成長が
止まってしまうものだ。

<26.11.2>タイトルを訂正


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# by tamon1765 | 2014-10-29 20:20 | 川上不白さん | Trackback | Comments(1)

修行ハ師につかへ

不白筆記の超訳:


修行は、先生について学び、良い段階に到達したら、先生

から離れるのがいい。その後再び、その先生に学び、二度

修行するのがいいだろう。

というのも、私の経験からなのだ。

私は先生に十年ついて学び、心の中でもういいだろうと感じて、

京を去り江戸へ来た。また大坂へも行き、様々な茶の振る舞いに

出会った。そんななかで、生徒をとったことだ。難題に出会う

たびに、逆に、道は開けていったが、何やら心はしっくりせず、

不自由さが残った。

そののち、先生の元へ戻り一遍修行した後に、パアッとにわかに

道が開けた。

教師たる者、このように、先生から離れ広く研鑽を積んだのち、

今一度先生に仕えるべきだよ。


<26.11.5>最終行の誤字を訂正、

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# by tamon1765 | 2014-10-25 21:23 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

ワザと式



不白筆記の超訳です。
  **
お点前の動作は、とってもきっちりしているのが好いよ。
お点前の手順は、式の書に書いてある。
茶の湯で自信過剰のオレがオレが・・・を嫌うのさ。
というのも、上から目線で、他人のことを余計に考えて
いて、自分自身がしくじっちゃうんだよ。
皆自分のことだけをちゃんとやれば、皆がそろって
それぞれよく出来るのになあ。






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# by tamon1765 | 2014-06-20 01:58 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

花月と数茶


不白筆記の超訳です。
  **

花月の対極は、数茶だね。且茶は、その真中さ。
というのも、花月は訓練という意味だし、数茶は茶の湯の心を
表現したものだよ。とは言っても、花月も数茶も偏り過ぎだから、
二つを一緒にした且茶が中道の茶の湯だね。
且茶のやり方の訓練はまさに花月のようだし、心がけは数茶の
ようだね。
こんなふうに裏表があるのも、練習と、茶の湯の心を、花月と
数茶の二つで知ろうってことさ。
数茶のようにのんびり練習をしてちゃダメだし、花月のように
ゲーム感覚の心じゃダメだね。
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# by tamon1765 | 2014-06-19 23:56 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

わざと心

不白筆記の超訳です。
  **

お茶を上手く点てることが最も大事なことだ。
動作と心が一致しなければ、上手く点たない。
点てる動作と心が一体化すれば、お茶は良く
点つことだろう。
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# by tamon1765 | 2014-06-05 22:48 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

戦国のプロデューサー「千利休」

今夜の放送ですね。
友人からの情報です。
最新の情報に期待ですね。


知恵泉 先人達の底力
戦国のプロデューサー「千利休」
筒井紘一先生熊倉功夫先生 出演
6/3(火) 23:00〜23:45
6/10(火) 〃

再放送
6/10(火) 5:30〜6:15
6/17(火) 〃
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# by tamon1765 | 2014-06-03 21:17 | Trackback | Comments(0)

廻花の心得


不白筆記の超訳です。
  **

廻花をやる上での心得は、真っ直ぐな花を順番に生けていき、
活気がないと感じたら華やかな花を生け一座を盛り上げ、一方、
華やかな花が続いたならば、軽い生けて落ち着かせる。
この心がなかったならば、騒ぎでおしまいになるか、
今日の会がすたれて終わるかで、よろしくない。
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# by tamon1765 | 2014-06-02 13:25 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

花を生ける

不白筆記の超訳です。

  **

花は、花の心と己の心が一体になって、花の形を生か

して、生けるものだ。

あらかじめ工夫しておくことを嫌う。

手に触った時に、花に任せて工夫すべきなのだ。

天地のなかで自然に生まれた純粋無垢なものに、

私の余計な賢しらを加えて一体どうするつもりだ、

そんなものは加えちゃいかん。

以上のことが、廻り花については、猶あてはまる。

これはある意味、禅問答のようなものだ。何を聞かれ

るか分からないから、事前の用意なんて出来るもの

じゃない。

問答の心とはそのようにならざるを得ない、と

如心斉先生も仰っていた。

花を生けることについて、四清道という銘の花入れに

以下のようにある。

  竹の清きを切り、

  水の清きを盛り、

  花の清きを入れ、

  心の清きを楽しむ


26.9.12>不明部分に取り合えず試案を書き込み、他加筆
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# by tamon1765 | 2014-05-29 01:03 | 川上不白さん | Trackback | Comments(1)

花月の終わり方

不白筆記の超訳です。
  **

花月は、全体に動きが多いので面白い。
それだからそこ、面白味が少ないよう何もなかったか
のように終わるのがいい。

  **
(笑)これでは、禅問答ですね。




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# by tamon1765 | 2014-05-27 01:03 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

稽古第一なるべし


不白筆記の超訳です。
  **

花月は良く作られたものであって、これ以上云う事もないよ。
なかでも、札の存在は軽いようでいて、意味深いものだよ。
出来上がってしまうと、何でもないもののようだけど、札のことが
決まるまでは、半端なことじゃなかったね
この札のことは、最高に考えられたものなんだから、
この心得を得る稽古を第一に励まなきゃいけないね。
ただ花月は良いと誉めてばかりで、ウカウカしてばかりじゃいけない。
どの部分をもって良いと思うのか、ちょっと聞いてみたいよ。




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# by tamon1765 | 2014-05-25 21:12 | 川上不白さん | Trackback | Comments(0)

池田成彬 「故人今人」

三井の大番頭だった、池田成彬の本を見つけた。
「故人今人」 世界の日本社、S24.12.7発行

対談集というより雑談集?(笑)なので、読み易く楽しい。
とは言っても、雲のように湧き出る人材の人間関係の知識やら、
当時の言葉づかい、会話の間や距離の取り方など、その呑み
込みに不足を感じ、実の処、読み易くはないのかもしれない。

さて、私は常々、公式的に書かれている財界人の人物像に、
対して、ホンマかいな?と、疑いの目で見ている人間なので、
このような本は本当に有益である。
実際に接した人からの感想、それに勝るものはない。正しい
か間違いかは別として、接した本人がそのように感じたと
いう事実は残るのだから。
それ以外は、細かな逸話を拾っていき、そこからあった姿を
再構築するしかない、と思っている。

ここに登場するのは、お茶でも名高い明治から戦前の政財界
人たちである。名前を挙げると、朝吹英二、益田鈍翁、
小林一三氏、松永安左衛門、藤原銀次郎など、多士済済である。

まだ拾い読みの段階だが、面白い。




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# by tamon1765 | 2014-04-18 22:49 | 今の茶人他 | Trackback | Comments(0)

青山二郎「利休伝ノート」

青山二郎「利休伝ノート」講談社文芸文庫

とんでもない本が出ていたのですね(笑)
但し、あくまでもご本人の未確定草稿なので、私には、
意味不明というか、意図が読み取れないです。

青山二郎に詳しい人が、推測していくしかなさそうです。
そもそも青山は利休を、どのようなスタンスでどう思って
いたのか、そこら辺の基本理解というか、読み手なりの
考えがないと、同じ言葉でも、逆に読み取る可能性が
出てしまいます。

せいぜい、私にできることといえば、これら断片から、
勝手に私の想像世界に遊ぶことなんだろうな。
例えば、2番目のメモ

 総ての言葉は、[時と場所に依り相手次第にはかれている
事が証明されれば、]利休の・・・
(後略)

から、感じたことは、「その言葉の発せられた状況と文脈が
分からなければ、正しい理解も解釈も成り立つわけない
じゃないか。至極当然のことだ。」と思いました。

しかし、いっぽう、勝手なインスピレーションのヒントも
貰いました。単純に利休さんが正反対の言説をしていないか?
探してみるのも面白いかも・・・、なんて。

例えば、仮に利休さんによる正反対のコメントが発見
できた時に、それを言われた相手がどういう人で、どういう
状況なのか、なんて事が分かれば新たな考察ができるかも
知れない、と勝手な想像を膨らますわけです。




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# by tamon1765 | 2014-04-16 22:47 | 利休さん | Trackback | Comments(0)

宗徧流のやり方

お茶のたて方について、山田宗徧氏(11代目家元)の
解説を目にした。
そのまま、一部分を引用すると、

おいしいお茶のたて方
 ポイントは抹茶の量、お湯の温度と量、点てる時間です。
  抹茶 1.1~1.3g
  お湯温度 90℃  量45ml
抹茶が跳びないように茶碗に茶筅を入れてお湯を注ぐ。
茶筅は斜めに14、15回動かす。この間、約10秒。

ということだ。
数字的に表示出来ることが凄いなあ、と感じた。
私は人に聞かれても、「***程度の量で、あとは何度も
繰り返して、自分でおいしいというように感じた感覚を
みつける事がいいじゃないの」と答えるだけだから。

他流派のやり方に、コメントするつもりはないが、
お薄の場合でも茶筅を入れてからお湯を注ぐということを
興味深く思った。


出典は、NHKの「おしゃれ工房」2004年11月号、p39



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# by tamon1765 | 2014-04-14 00:23 | お点前 | Trackback | Comments(0)

大有子消息後記


右の覚書達而御執心候続?御稽古の為  任(まかせ)書付
進之?以外見ある者にては*之候する
  十一月日          政一
     玉島太郎殿




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# by tamon1765 | 2014-03-30 00:58 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

茄子丸壺の事

101
茄子丸壺の事は。挽家中次なり。茶湯のときにうす茶
入は。中次にするか習にて候




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# by tamon1765 | 2014-03-29 00:55 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

肩衝

100
肩衝の類は。挽家皆棗にするなり。茶湯のとき濃
茶肩つきにて点し候ときは。薄茶棗にするなり



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# by tamon1765 | 2014-03-28 00:54 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

夜会に花を生ると

99
夜会に花を生ると生けざるとの説は。世上に申事に
て候。宗易いぜんはきらひ候よし。宗易作意にて花を
生けられ候より今もて其通りに候。花により生けぬも
これあり。委細は面談に申へく候



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# by tamon1765 | 2014-03-27 00:53 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

青甕の花入

98
青甕の花入れは。水をうけ露をもたせ候をきらひ候なり。
藍の花入も水さしと同類?なり
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# by tamon1765 | 2014-03-25 00:52 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

床の真中にかざり候道具

97
床の真中にかざり候道具。かけもの。花入。葉茶壺。香
炉。石。この五種は亭主卑下なしに床の真中に飾る
道具なり
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# by tamon1765 | 2014-03-24 00:50 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

左勝手右勝手の事

96
左勝手右勝手の事。いづれの小座敷にても亭主道
具畳に居(すは)り茶点し候とき。左の方勝手なるゆゑ左勝
手なり。万事の作法右勝手をうち返したるものなり。仕
方口伝にて相すみ候なり
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# by tamon1765 | 2014-03-23 00:49 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

諸道具出し候を嫌ひ候処の事

95
諸道具出し候を嫌ひ候処の事。四畳半の座敷も。台
目構へにても。いろりと水指の間へ出し候事かたく嫌ひ
候。四畳半にて踏通り候こともかたくきらひ候。何時も
定座たるへし
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# by tamon1765 | 2014-03-22 00:47 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

茶湯の水

94
茶湯の水は随分えらむべき第一なり。軽き水を善とす
水三合のうち一銭目軽きは上々の水なり
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# by tamon1765 | 2014-03-21 00:45 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

湯所望の事

93
湯所望の事は。名水なと汲たると申とき。賞玩のため
に仕候事なり。上客より次へ回し申へく候間。湯をたん
と下され候へと申がよく候。独服に給候事もこれ有よしいう*候
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# by tamon1765 | 2014-03-20 00:41 | 『 大有子消息 』 | Trackback | Comments(0)

気ま~まな独り旅


by tamon1765