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心のゆとり

露伴先生が、寺田寅彦氏について言った言葉。寅彦の多能
多才を惜しんでこう述べたという。

「なんでもやってみるのは、心のゆとりが
 なかったせいだ。ゆとりがあって、生活が
 平和なら、そんなにいろいろのことを
 やらなくたっていいからね」


塚本康彦「能・歌舞伎役者たち」朝日選書508 p125

欲張りな私には、やや耳の痛い話だ。
私が欲張りであることを、家人も否定してくれない。
自分の興味あるものごとは何でも欲しい、自分の手元に
置いておきたい、何でもやってみたい、という人間である。
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by tamon1765 | 2010-10-26 22:03 | ことば | Trackback | Comments(0)

花柳寿美の 「保名」

花柳寿美さんの踊りをテレビでやっていた。
ほんの今見た。
その番組に気がつかなくて、保名の終わり10分
ほどしか見られなかった。残念。
とにかく、その上手さに驚いた。
テレビで踊りを見て、こんなに興奮したのは久々だ。
動きの軌跡が綺麗で、止まり具合やら、とにかく
見ていて動きに無駄がなく、快い。

寿美さんと言えば、私、先代のファンで、書籍や
曙(踊りの会で発行された冊子)のバックナンバー
を学生時代に買いあさったものだ。
いつか、その映像が出てくることを願っている。

でも、今日の踊りを見たら、先代など別の話し、
今の寿美さん、凄い。
是非、生で舞台を拝見したいと思った。


<22.10.26>書きかけ部分を発見して訂正
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by tamon1765 | 2010-10-25 00:25 | 藝能を楽しむ | Trackback | Comments(1)

潮干のなごり

保田與重郎「潮干のなごり」を読み、その感性と美しい言葉使い
にしみじみし、私の心も大いに飛翔しました。


波のひいたあとに、しみじみと残り、海にひかず、砂浜にしみいる
ともなくゆきどころなくおぼつかない、あわれないとしさ、見てゐ
る方がわびしくなる浪の泡、海の水沫を、心に切なく「別れ」をい
だくもの思ひにふける

たえまないくりかへし、しかも単調な正しいくりかえしを、もの
思ふばかりに、しみじみと見てゐた万葉人の美観

天地の大なるものに身を投じてゐる古の人の姿が、つつましく
かなしい



以上、愛読する山桜さんのブログがきっかけです。感謝します。
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by tamon1765 | 2010-10-22 07:17 | ことば | Trackback | Comments(1)

日野肩衝

日野肩衝は。日野唯心。大文字屋にうり給ふ時。老人
をよびて此茶入。黄金五拾枚に売べき約束なれども
少味あしき事あるほどに。五十貫おとして。四拾五枚にな
りとも。美作殿などに御願あらば遣したき事なり。自
分に袖に入てもてゆき見せけれども。代物調ひかねたるに
因て首尾せず。遂に大文字屋が手に落つ
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by tamon1765 | 2010-10-21 01:53 | 『 茶窓閑話 』 | Trackback | Comments(0)

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by tamon1765
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