カテゴリ:本( 12 )

掛物古語拾遺


「掛物と日本生活」西堀一三

S16 河原書店

掛物古語拾遺 の目次(数字は頁)


連歌比興鈔1

烏鼠集1

志野宗温伝書6

諸作之巻6

小笠原流「万躾之次第」8

松屋筆記8

南方録10

分類草人木12

茶道故実14

茶経事実15

茶道奥秘録17

利休居士改正書院飾秘事17

旦日記24

佐久間不干斉「明記集」25

賑草26

吉田織部伝書27

作湯方目録28

吉田織部数奇之書29

吉田織部雑談29

喫茶雑話30

長闇堂記30

茶道闇明集31

橘屋宗玄覚書32

道具及諸家古語32

石州三百ヶ條34

和泉草36

石州表具伝書38

石州伝書39

表具秘伝書39

茶道旧聞録41

茶道秘事42

表千家流伝書43

藤林宗源伝書44

望月集45

松花堂上人行業記48

江月和尚茶書48

遠州流茶湯手引草48

遠州流数奇全鈔49

茶道便蒙鈔50
行言録50

茶話真向翁50

茶道覚書51

茶湯法方52

掛物取扱口伝54

松風雑話56

貞丈雑話58




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by tamon1765 | 2015-11-20 15:55 | | Trackback | Comments(0)

陸羽の「毀茶論」3

陸羽の「毀茶論」のことが、太宰春台先生のご本にある
ということは、他にも引用・言及されているはず、との
思い込みにより、いくつか本をひっくり返してみました。

なんてことはない、有りそうな処にちゃんと有りました。

・布目潮風「緑芽十片」1989岩波書店  
・小川後楽「茶の文化史」s55文一出版  

太宰春台先生と同じ内容の引用です。
出典は、『封氏聞見記』とやら。
その原典を探すことは私には出来ないと思いますが・・・・・・。
ところで、人名の違いが気になります。布目本も「伯熊」で
あるのに対し、小川本は「伯態(ハクタイ)」とあります。
いくつかの異本、或いは、別の原典があるのかしら。

その後の陸羽は、それまで居た江南を離れ、越(浙江省紹興)
へ赴いたといいます。小川氏は「この時の精神的打撃はよほど
大きかったとみえる。」と記しています。


過去の書き込み、陸羽による反「お茶」の書、  陸羽の「毀茶論」2
もどうぞ。
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by tamon1765 | 2014-02-01 07:07 | | Trackback | Comments(0)

陸羽の「毀茶論」2

意外なところから、陸羽の「毀茶論」の情報を得た
ので報告します。
出典は、太宰春台先生の「独語」。
お茶非難の激しい書物として有名ですね。
よって、春台先生には都合のいい話題なのかもしれません。
陸羽についての部分を、いつもの私流超訳です。


漢土にては、南北朝の頃よりお茶を飲むことが始まり、
唐時代に盛んになった。これを、盧同陸羽は特に好んだ。
盧同は茶の歌を作り、陸羽は茶経を表わした。(略)
陸羽が茶を弄ぶことは今の人(江戸)に似ている。
陸羽の同時代人で常伯熊という人も茶に道に詳しい。
李季卿、承相李適之の息子で御史大夫が、皇帝の命で
江南へ赴いた。臨懐県の宿泊施設に来ると、或る人が
常伯熊が茶に通じていることを伝えると、興味を感じ
旅館に呼び寄せ、茶をやらせた。
この時の伯熊の格好はというと、黄色い着物に黒い
紗の帽子で、手に茶筌を持ち、口では茶名を唱え、
丁寧に準備して、決まりの如く茶を用意した。
見ている者は、目を見開いて、珍しいものを見るとの
思いを深めた。実際に飲んでみると、季卿はお替りして
二杯飲んだ。
季卿は、次に江外という処に至って、今度は陸羽を召
した。茶をやらせたが、陸羽は野良の服装で、茶道具を
先に持って出て始めた。茶の作法は全く伯熊と同じで
あった。
季卿はお茶を飲んだが、陸羽の仕業を見て、賤しいもの
と思い、家来に命じて銭30文を陸羽に与えた。
陸羽はこのことを大いに恥じ悔やんで、この時から、
お茶を玩ぶことを断って、毀茶論をしるしたということだ。


以上。
さて、或る時期、私は、最も大切にしなければいけない
ものは人間の尊厳であると、強く感じていました。
世に、人の命は地球より重い、などと云う人がいますが、
命より尊厳の方が重いのでは・・・・・・と。
上記のエピソードをそのまま事実とするならば、ある意味、
ここでは陸羽にとっては尊厳の問題であったと思われます。

また、ふと、西鶴のある作品も彷彿とさせます。


原文は「日本随筆大成 巻九」s2、吉川弘文館 p241、242。


陸羽の「毀茶論」3もご笑覧ください。


<26.2.13>追加補足
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by tamon1765 | 2014-01-30 22:03 | | Trackback | Comments(0)

「茶道大鑑」の目次

橋本博
「茶道古典集成 茶道大鑑」
大学堂刊(昭和8年初版)

上巻
1.喫茶養生記
2.このめの説
3.茶饗座記
4.木の芽のすさび
5.利休台子かざり様之記
6.利休客の次第
7.藻志穂草
8.喫茶送迎記
9.茶道五度之書
10.茶道秘要録
11.茶具備討集
12.禅茶録
13.源流茶話
14.長闇堂記
15.茶人つれづれ草
16.茶道筌諦
17.喫茶往来
18.茶事秘録
19.北野大茶会之記
20.古今茶人系譜

下巻
21.鴎茶湯百首
22.茶旨略
23.利休居士自筆極秘
24.石川流茶湯書
25.細川三斉茶書
26.宗知秘伝抄
27.池坊茶書
28.熊田与玄茶書
29.茶則
30.遠州流茶書
31.茶器弁玉集
32.古今茶人華押藪
33.続茶人華押藪
34.茶器名物集
35.茶之湯六師匠伝記
36.茶入之次第
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by tamon1765 | 2013-01-16 23:39 | | Trackback | Comments(0)

角川の図説茶道大系

京王百貨店の古本市、どうにも我慢できずに、
最終日に飛び込みで行ってしまいました。
全くもって、意志薄弱です。

結局購入したのは、5冊
「 図説茶道大系1:茶の美学 」角川
「 図説茶道大系2:茶の文化史 」角川
「 図説茶道大系6:茶に生きた人々(上) 」角川
「 図説茶道大系7:茶に生きた人々(下) 」角川
「 現代思想と道元 」春秋社

この角川の叢書は図版(それも貴重な文書の写真!
あるいは昭和30年代の茶の旧跡の風景写真等)が
多いので、眺めるのが楽しみです。

683×4 + 500 = 3,232
ということで、3,232円でした。
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by tamon1765 | 2009-08-04 22:48 | | Trackback | Comments(0)

アン・ヘリングさん

「もう本を買うまい。勿論、経済的理由、空間的理由、時間
的理由で。」と心に誓いながら、この季節、夏の古本市の案内
として、カタログが送られてくる。
思わず、ラインマーカを手に持って、開いて生唾を飲み込む
という構図である。
行きたいけど行ったら最後、余計なもの買っちゃうからなあ、
と我慢、我慢。

ぼんやり考えていたら、昨年、京王デパートの古本市で
アン・ヘリングさんをお見かけしたことを思い出した。

アン・ヘリングさんは、起こし絵の収集家・研究家。たしか、
法政大学の先生をやられていた。
おそらくもっと広い分野の肩書きをお持ちなのだろうが。

思い起こせば、20年以上も前、渋谷の「たばこと塩の博物館」
でへリング氏所有の起こし絵展があった。
へリングという方の存在自体、そのとき始めて知った程度だ。
私はこういうものが大好きなので、ワクワクしながら見て回った。
ところが、菅原の賀の祝の場面の説明書きが違っている。
その場合、普段、博物館では受付に間違いを指摘して帰るのだが、
係りの人とはフロアも違うし、ものを前でないと煩雑で伝わり
にくいので何も伝えずに帰った。
そのことはちょっと気になっていた。

そのすぐ後、たまたま、どこぞの美術館での展示の中に、
起こし絵が2、3展示されていた。
そこに外人のおばちゃん(その時点でも、お婆ちゃんぽい人)
が熱心に見ておられた。
顔は知る由もないが、直感で、へリングさんと感じ、
「あのー」と話しかけ、渋谷の展示の賀の祝のことも伝えた。
あの頃は私も若かったのだろう、今では出来ないことだ。
出会いはそれだけ。はるか昔のこと。

それが、昨年京王デパートの古本市で、お見かけしたのだ。
一瞬、ンー?どなただっけ?
と思いながら。
この方は、確かにアン・ヘリングさん。
いろいろ買い占められてますねえ。
お声をおかけしようかと思ったが、決心がつかなかった、
私も寄る年波に負けた形といった趣。
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by tamon1765 | 2009-08-02 05:47 | | Trackback | Comments(3)

古本三昧

8/4に京王百貨店での古本市で以下購入。

・ 江戸千家茶の湯研究会「不白筆記」昭和54年
・ 土橋寛「古代歌謡全注釈 日本書紀編」昭和51年、角川書店
・ 「有職故実辞典」大正12年3版
・ 「国文大観 歴史部二雑」明治37年
   (保元物語、平治物語、平家物語、神皇正統記)
・ 「国文大観 索引」奥付なし

以上5冊。
上から、1050円、1000円、1500円、300円、300円、
締めて、4150円。

なんせ、江戸千家茶の湯研究会による「不白筆記」は長きにわ
たって探していた本なので、興奮してその夜は眠れなかった。

土橋寛さんは、古代に関してその著作で多くを教わった方。
この本が手元にあれば、自分では解釈のなかなか難しい古代の
歌謡の意味を、見たい時に直ぐ見られると思うとワクワクする。
但し、これは立教大学図書館の廃棄本。手垢も無い。
こんな重要な本を廃棄して大丈夫なのか、それとも、内容が
否定されたのか (マッサ、カー)。

「有職故実辞典」は、初めて手にしたが、関根正直校閲なので
間違いはないだろう。
思いついた項目を引いてみるのが楽しい。

そのほか、堀口捨己「利休の茶」岩波2000円を発見。
が、じっと我慢。これはわりと、多くの図書館で見かけるから。
その後、同じ会場内で、現在の鹿島出版社版8000円や岩波の
もの5000円をも目にして、やっぱり買おうと戻ったが、この種の
古本市の難しさ、もうどこで目にしたのか、グルグル何周しても、
分からず。
どこにあったのやら。おそらく、私よりもっとずっと相応しい方の
手元に行ったのであろう。

毎回カタログを事前に送って貰いながら、出向かなかった古本市で、
久々の古本三昧と相成った。
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by tamon1765 | 2008-08-06 07:53 | | Trackback | Comments(0)

鈴木宗保 「茶の湯随想」

昨日、鈴木宗保「茶の湯随想」を見つけたので、即購入。
読み出したら、これは!という話ばかり。目の眩む思いだ。
例えば、夜店で利休作の茶杓を見つけ求め、電車で座った
拍子に折ってしまった話し。
今日庵伝来の井戸茶碗(銘「八文字屋」)を5円で求め、
その道具屋にその日の内に5000円で買い戻された(受身です)
という話し。ちなみに、現在五島美術館蔵らしい。

また、丁度、私は、音(あるいは音楽)ということを気に
していたが、ここには、ドラの話し、奈良の大仏の鐘? 
ピアノで席入りを知らせる話し等などが様々に語られている。

そして、私には、この人たちが、趣向ということにこれほど
こだわっていたグループだとは思ってもいなかったので、
大いに驚いた。
近代数寄者との連続性を感じるし、事実その交流が随所に
語られている。
音楽の話しで言うと、小督、竹生島を趣向として琴を使った
りと。

いつも思うことだが、お茶には人それぞれのやり方・趣味・
方法・夢がある。ここには、良いや悪いということは一切ない。
兎に角、楽しめるし、奥の深い本である。
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by tamon1765 | 2008-07-26 23:21 | | Trackback | Comments(0)

禅と茶との関係(お詫びと訂正)


この書き込みを訂正とし、お詫びさせていただきます。

(平成261219日)

私は、「『茶禅同一味』を、宗旦の著作ではない」と断定的に

述べましたが、その根拠を明示することが出来ません。

お詫びの上、訂正させていただきます。

*

自分の行ったコメントについて、明らかに誤りの文章は削除

します。曖昧な隠滅は私の望むところではないので、ここに

*

引用します。

*

---------引用開始


Commentedby tamon1765 at 2008-06-08 11:45x


今は否定されている「宗旦の遺書」であることを前提にして

いる点も、時代的制約を感じる。あまり言いたくないが。


---------引用終了

*

読んで頂いた方、特にコメントを頂いた抹茶様にはご迷惑を

おかけしました。

申し訳ありません。

*

以上、平成261219日です。

以下、平成2068日の元々書き込み内容

***

伊藤古鑑「茶禅同一味の味わい」(「茶と禅」所収)を読み始めて

みると、強い物言いにやや辟易する。

確かに、禅が茶の湯を形成してきた大きな要素である。

禅がなかったら、お茶はもっとずっと貧しいものだったであろう。

しかし、お茶は遊びではない修行だと、強く言い切られてしまうと、

なかなか辛い。

お茶はお茶であって、禅じゃない。

お茶は遊びではなく修行であるならば、そして修行こそを最優先

すべきものならば、何もお茶をやる必要はない、

一直線に禅をやればいいではないか、いやそうするべきなのである。

達磨大師のように、面壁九年すべきなのであろう。

*

しかし、利休さんは、「狭い茶室の中で向かい合っていて(狭苦しく

感じちゃうから?)達磨の絵を床にかけない」と言っている。

  http://teabowl.exblog.jp/216424/

つまり、禅の修行と別なものを見ているのだ。

当然である。別物なのだから。

*
とは言いながら、床の墨跡が、自ら何かを考えるためのものでなく、

単に意味を亭主から教えてもらって雰囲気を感じるだけのもの

であるという、今の風潮(と私には思える)も、本当にあるべき

姿ではない、と感じざるを得ない。

*




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by tamon1765 | 2008-06-08 11:42 | | Trackback | Comments(4)

築土の上の草の青やかなるもあはれにながむる


小松登美「和泉式部日記」がすばらしい。
(講談社学術文庫473、3冊本のうちの1冊目)

忙しいので、ブログ休みますといいながら、
なんてことはない、学生のときと全く同じである。
今まさにテスト前で、テスト勉強しなければいけない時に
妙に小説が読みたくなって、テストに関係ない本を読んで
しまっているのと同じ状況である。

この臍曲がり具合というか、自己コントロールが出来ない
自分には本当に困ったものだが、
とても良い本に遭遇でき、ある意味充実している。

和泉式部日記の冒頭(私の好きな部分)、文庫本で5行の
この本文に対し、48ページにわたって述べられているのだ。
この部分だけでも何度でも繰り返し味わいたい。

そして、今までの私の読みが、単に自分に結びつけた
軽い読みに過ぎなかったか、が分かる。
ハンマーで殴られたくらいの重さだ。
そして、ほかの多くの古典を読む上での指針がここには
ある。
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by tamon1765 | 2008-04-20 15:33 | | Trackback | Comments(2)

気ま~まな独り旅


by tamon
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