さばしたるは悪しき


茶の湯さびたるはよしさはしたるはあしき事

この言い回しはよく口にするが、そもそも出典は
何かな、と思っていたら、ここにあった。
「石州三百ヶ条聞書」。
石州直門の藤林宗源の述である。
そして本文としてさらに、

座敷其外道具にてもあまり風流を好毎事異風に
さはしたるはあしく自然とさびたるをよしとす


とある。
人の目を驚かそうと、異風になることはむしろ
こっけいである。
そんな、特別珍しい道具などなくていい。
いつも同じ道具でもいいのだと思う。
そう、自然でいいのだ。
同じ道具と思っても、季節が変わっている、
その日に吹いている風も変わっている。
そして、お茶を飲む私もあなたも、一瞬たりとも
同じではない。既に変化している。
感情も移ろうている。
感じ取ることも、以前と全く同じであろう筈はない。
そこでは、変化ではなく、進歩・深化していたい。
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Commented by bansan at 2008-10-12 10:44 x
季節が変わると 道具が変わる・・お茶もお菓子もそのときを楽しむ・・
風炉を真ん中において細みずさしでお点前~~もう風炉ともしばらくお別れ~と思うとお稽古であっても季節がうつろうさまをかんじます。そんな時が好きです。
Commented by tamon1765 at 2008-10-13 04:52
bansanさん おはようございます。
仰るとおりですね、最近涼しくなってきたので、特に季節の
移り変わりを感じますね。もう長袖ですものね。
細水指を始めて扱った時は、お茶の人って実にいろいろな道具を
持ってきて、いろいろなことを考えるものだなあ、と思った
記憶があります。
ただお稽古を怠けているばかりの私には、細水指は考えないと
季節が分からないと言うか、感覚に結びついていないです。
まだまだです。
by tamon1765 | 2008-10-11 12:32 | 片桐石州さん | Trackback | Comments(2)

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