蟻通しの茶杓

不白筆記の一節
(私の現代口語訳=超訳)

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蟻通しの茶杓は、出来上がった時に、冬木宗五が
とりわけ欲しがった。それに対して、表千家六代目
覚々斎宗匠は、とても譲れません、私の膝の高さ程
金を積んだら考えましょうと断られたそうだ。
その後、大金を包んできたが、それでも譲られなかった。
そして、京に戻る際に、息子の如心斎宗匠ヘの
お土産とした。
またその後、紀州の殿様がこの茶杓の噂を聞いて
ご覧になった。暫くは、殿様のもとに留まったが、
覚々斎宗匠は献上せず持って返ったほどの大切な
茶杓なのである。

わが師匠の如心斎宗匠は、このお茶杓を、茶筌飾り
で使って、お茶を下された。
この時の茶入れは、祖母懐の大蓋であった。

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<20.9.21>間違い訂正
<24.4.17>書き入れ、「息子の」部分
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by tamon1765 | 2008-09-20 10:46 | 茶杓 | Trackback | Comments(0)

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