普斎作 『末広』

杉木普斎さん作の茶杓 『末広』 を出し抜けに思い出した。
7月12日に銀座の谷庄さんで拝見したものだ。

それがなんとまあ、(失礼ながら)不恰好なもので、
何故、ここで削るのをやめてしまったのか。
何をどう満足して完成と判断したのか。
私には分からない。

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(写真は、谷庄さんのHPから)













櫂先が、お玉のように膨らんでいる。
但し、それは、左側のみ妙に大きく長く膨らんでいる(膨らむ
というより、はみ出している、といった趣)。
一方、右側は僅かに上のほうが飛び出ている(いや、こちらは、
膨らんでいる、の表現でよい)。
美的な印象はない、全く。

解説をしてくれた、谷庄さんによると、普斎さんは下削り職人を
持たず、すべて自作だそうだ。
だから裏もそれほどきれいに削っていない、でこぼこが残って
いるというのだ。
考えてみればそりゃ当然の話し、この人裕福な人ではないからだ。

どうも、櫂先が広がっているから、『末広』 と名づけたらしいが、
私にとっては理解を超える、謎のお茶杓である。
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by tamon1765 | 2008-09-04 20:15 | 茶杓 | Trackback | Comments(0)

気ま~まな独り旅


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