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『南方録』 は禅学的に幼稚との説

先の宗完宗匠(現堀内宗心宗匠)による強烈な指摘
を目にして、ゾクッときた。
引用する。

( 『不白筆記』 について )
如心斎の侍者として、共に大徳寺大竜和尚に参禅
した直後の生々しい気魄が文中所々に露呈して居り、
その点 『南方録』 の筆者が、素人目には別として、
禅学的素養に於て極めて幼稚であるように見えるの
とは雲泥の差が認められます。


この宗匠といえば、私のうろ覚えながら、道具の整理
のために蔵に入って、つい禅の本を目にしてそのまま
座り込んで読みふけったというほどの、素養の持ち主
でいらっしゃいます。
ですから、『南方録』 『不白筆記』 を目にするだけで、
上のコメントを発するほどのなにものかを感じ取れる
のだと思われます。



<25.1.10追記>
茶話抄に対する解題で、宗完宗匠(現宗心宗匠)は、
不白さんを、「深い禅的境地」と形容されています。
(淡交社「茶道古典全集 第十巻」p271)
Commented by zona14 at 2008-08-16 21:10
はじめまして、ランキングお隣で拝見しました。僕はいま自然を旅し写真を撮っていますが、日本人の心が自分の表現の基のような気がしますね。秋にアフリカのナミブ砂漠の作品で、Time Gardennと題し展覧会をするんですよ。宣伝になってしまいました。
ごめんなさい。^^また
Commented by tamon1765 at 2008-08-19 12:51
お越しくださり、ありがとうございます。
いい写真で、なんだか別世界に遊ぶことが出来ました。
海外の景色もきれいだけど、なぜか日本の景色がいい
ですね。
津軽の山や、阿蘇の清流や・・・・・
なぜだろう、自分のことながらちょっと面白く感じました。
自然ってすごい、神秘であり、美しい。
良い写真を目に出来て幸せです。
今度たびたび寄せてもらおう
と思います。
by tamon1765 | 2008-08-11 22:34 | 『 南方録 』 | Trackback | Comments(2)

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