柄杓の持ち方、湯の汲み方
2008年 03月 16日
風庵さんからのお話しで、夢庵さんにも加わって頂いた話題
「柄杓の持ち方、湯の汲み方」について書きます。
(あくまで私の個人的考えですので、お間違いの無いように)
>腕で汲むのか、カラダごと上下させて汲むのがよいか、
「柄杓の持ち方、湯の汲み方」について書きます。
(あくまで私の個人的考えですので、お間違いの無いように)
>腕で汲むのか、カラダごと上下させて汲むのがよいか、
見かけ上は、腕で汲むと思います。心構えとしては、手先では
なく、体全体で汲む気持ちで、なのでしょうが、体の上下の
動きは無い方がむしろいいのではないかと。
>湯を汲んだとき、柄杓が肱から一直線なったほうが綺麗か、
>それとも手の甲が肱からまっすぐの方が綺麗か、
先に、私は、「柄杓を持つ場合、腕の線が柄杓と連続性を持ち、
宛も体の一部分となっているが如くが宜しい、といいます」と書きました。しかし、完全な一直線では、ロボットのようで
不自然ですし、ある程度の弓なりにならざるを得ないです。
手の甲と肱の関係も自然さがあればそれでいいと思いますが、
自分でやってみながら観察すると、自分で思っていた以上に
真っ直ぐでした(あくまで私の場合)。
自然か作為かの問題では、私は別に思うところもありますが、
別の機会に書きます。
>湯を捨てるとき、合を180度返すと肱が上がりすぎるし、
>手の甲も折れるので、150度くらいにしておいた方がよいか
これは、私の考えは単純明快、湯を捨てる時に合は完全ひっくり
返します。稽古を始めた頃、最後の一滴の露を切るのが嬉しくてしょうがなかったことを思い出します。
つまり360度ではないですか?
180度、150度?
この話に関して私の側の理解に誤解があるかもしれません。
>湯を捨てる時にはやはりしっかりと返す(180度)ほうが露がきれる
>ので、いいのだろうとは思います。そうすると肘をしっかり上げるよう
>になりますね。それでいいのかなと悩んだりします。
ある程度、肘は上がらざるを得ないけれど、武ばった風にならない
よう、柔らかな感じになるように私は気にしてました(過去形)。正直言って、今何も気にしてないです。
自分でやってみながら観察すると、
上がった肘は動かさずに、手首だけ回転させて、合を回しますね。
実際は、手首を回転させるために、肘も回転しますが、肘の下の腕
の空中位置は変わらないようにしていました。
(これがいいか悪いかは、分かりません)
とりあえず、作為を嫌うと言いますので、あまりお悩みにならない
方がよろしいのではないかと思いますよ。
かえって無限ループに陥りそうで恐いです。
やすやすと目にたたぬやうにすべし (南方録覚書二二)と言い
ますから。
by tamon1765
| 2008-03-16 10:00
| お点前
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