お点前の秘伝

遂に私の秘伝公開です(笑)。

冗談はさておき、十年以上ずっと不思議に思っていた
こと、密かに近しい方には漏らしましたが、他人様から
このようなことを伺ったことも読んだこともなくて、
もしかして、最高秘伝か?と、心に秘めていたことです。

と、もったいぶって、すみません。

では、本題に。
お茶碗の内側は、底の方から、
 茶だまり、見込、茶筌擦れ、茶巾擦れ
と言いますね。

結論を先取りすると、問題は茶筌擦れです。
話題変えて、では、お茶とは何か、と考えると、
何よりも先ず、飲料である。
粉末状の茶とお湯を攪拌した液体である、となります。
そして、茶の湯、あるいは所謂茶道とは何かと言えば、
その液体を如何に美味しく作り、それをいかに美味しく
飲ませるかの文化であり、それに付随して広がった文化と
今仮に言っておきます。(この大問題もこんな簡単に言い
切れませんので)

ポイントは、当然のことながら、「如何に美味しいお茶を
点てるか」---これは、どなたも異論の無い筈です。
とすると、そのために考えるべきこととして、
 1) お茶そのものと水の選択。
 2) お湯の温度、沸騰状態との関連
 3) お茶とお湯の割合、各g数、cc数。
 4) お茶碗や茶筌の準備状況
 5) お茶の準備状況
 6) 攪拌状況(強弱、速度、攪拌回数、時間)
等が、今ちょっと考えても、挙げられます。

と、相変らず、我がことながら引張りますねえ(苦笑)。



では、その攪拌が、問題になりますが、
「茶筌をどの程度の強さでお茶碗と摩擦させているか」
これが、私はとても気になるのです。
実はこれは、やっている本人しか分からないのです。
外から見えません。
私の勝手な考えでは、茶筌の先が茶碗の内側に触れるか
触れないか程度で良いのではないかと、愚考しています。
あたかも、坐禅の際に組んだ両手の親指が触れるか触れ
ないかと丁度同じように。
そもそも、お茶を点てるとは、お茶碗の壁そのものを擦る
ことではなく、その上にある抹茶の粉をお湯の中に溶かす
ことですから。
陶磁器の壁を擦ることはなんら目的ではありません。

しかし、実際は私、そんな心で見ているので、見えないと
言いながらも、音とあわせて、感じます。
この子は雑に押し付けて強い摩擦を繰り返し茶筌の先を
傷めているな、この方は優しく点てているな、と。
お茶碗の内側に強度センサーをつけて、接触度・摩擦度の
強さを数字化したら面白いなあ、等と思ったりもします。
そして、そのように点てることが美味しくなる (これが大事
なのでしょうが、)と思い込んでいます。
竹の切れっ端をお茶碗の中にプレゼントすることも無い
ですし、ダマの出来にくいように感じますけど。
もっとも、以上、あくまで私の思い込みで、科学的根拠も
無いですし、この件で先生と深く話をしていません。
私の唯、一人合点かもしれませんから。

トンだ、秘伝、失礼しました。
皆様の感想をお聞かせいただければと思います。
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Commented by 夢庵 at 2008-02-13 09:16 x
お茶をいかにおいしく点ててさしあげるか。
これは非常に難しいことですね。いつもお稽古の時にも考えることなのですが、今日もうまくいかなかったかなとお客様の表情を見たり、返された茶碗の底を見て「あ、ダマが残ったな」と思いながら、すすいだりしています。
時にはお客様にお茶の加減をお聞きしますが、なかなかまずかったなどとはおっしゃいませんから、これもよくわかりません。

Commented by 夢庵 at 2008-02-13 09:21 x
茶筅とお茶と茶碗との関係。
ここで議論されているのは薄茶の時だとおもいます。私も茶筅が茶碗にギリギリ触れるか触れないかくらいで振るうようにしております。
濃茶の場合には、かなりこすり付けるようにして練るようになります。
なかなか難しいテーマですね。

表千家の薄茶はあまり泡を立てず「三日月」が出来るようにするといわれます。これも私には悩ましいことで、案外泡が一杯立ってしまいます。
Commented by 風庵亭主 at 2008-02-14 00:08 x
私も同じ疑問というか、課題を持ちながら、ずっと茶を点てています。
なが~い ブログ生活の中に、その試行錯誤があります。

結局今は、

>私の勝手な考えでは、茶筌の先が茶碗の内側に触れるか
触れないか程度で良いのではないかと、

と同じ考えで点てています。

でも、茶碗の底から浮かしてしまったら、先生に叱られました。

それと、茶筅をなるべく立てるようしています。
私は裏千家ですので泡立てますが、これの方がミルキーに点てられます。

でも、茶碗の形や湯の温度、それと、周りの温度によっても立ち方がちがいますよね。
あと、姿勢によっても。

いずれにしても。薄茶も濃茶も同じコンセプトで点てています。

こんなこと悩んでいるのは私だけかと思っていました(笑)
Commented by tamon1765 at 2008-03-01 11:05
夢庵さん
前振りの長い、大風呂敷を広げた話になってしまいましたが、
仰るとおり、私の話は「薄茶」の場合の話ですね。
濃茶はどうだったでしょう、実は最近全くお濃茶点てて
ちょっと思い出してみます。

> 私も茶筅が茶碗にギリギリ触れるか触れないかくらいで
> 振るうようにしております。
と、同じ意識の方がおられて嬉しいです。

泡を立てにくい(と私が思い込んでいる)方法については、
改めて明日書きます。
コメントありがとうございました。
Commented by tamon1765 at 2008-03-01 11:05
風庵亭主さん
> こんなこと悩んでいるのは私だけかと思っていました(笑)
いえいえ、こうなるとお茶のブログの余地ってまだ広いですね。

>同じ考えで点てています。
嬉しいお言葉ですね。

それにしても、泡の問題はまさに流派の違いで良し悪しも
分からないですし、なかなか難しそうです。
コメントをどうもありがとうございました。
by tamon1765 | 2008-02-13 01:50 | お点前 | Trackback | Comments(5)

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