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再び 『喫茶去』

再び 『喫茶去』について
荒金天倫老師(臨済宗方広寺派第九代管長)は、
愉快な方である。

趙州ほどの男が喫茶店の客引きみたいに、「お茶を
どうぞ」というているんじゃない。
「飲むのもお前だよ。悟るのもお前だよ。怠ける
のもお前だよ。冷暖自知せよ。お前がしろ」という
ことなんです。
来る人ごとに「お茶どうぞ、お茶どうぞ」と、茶坊主
じゃないんです。

(『死を見つめる心の科学』p37)



確かに、自己主張では一種異常とも思える(失礼!)
程の強さの趙州さんが、突然お茶でもてなすなんて・・・
何か裏があるような、。。。。(下司の勘繰りでしょうか)
ただ「お茶どうぞ」とは受け取れないし、不自然に思う。
ありえない。

お茶の所謂禅語「喫茶去」は、禅の世界の「喫茶去」
とは別物と考えた方が良いのかもしれない。
いやいや、茶室へ一歩踏み入れれば、そこは道場、
生きるということに厳しく向き合わなければいけない
のかもしれない。
by tamon1765 | 2008-02-10 11:31 | ことば | Trackback | Comments(0)

お茶、その他についての、極く私的なブログ


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