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伽藍(善光寺から)

香合などで、伽藍と呼ばれる造型がある。
伽藍といえば、直接的には、寺院の建物配置を一般に言う。
しかし、お茶の世界では、柱を支える礎石によって、そのお寺の建物・
その構成・全景を、ひいては仏様の御心を表しているのであろう。


伽藍(善光寺から)_e0024736_8193825.jpg

これは信濃の国、善光寺さんの伽藍である。
確か、地震でずれたものと聞いたような記憶がある。
(令和4年1月の訂正:
 「昭和30年代の松代群発地震」と以前書いたが、いくら何でも?
 「弘化4年1847年の善光寺地震」が正解ではないかしら......)

柱が曲がっていて、大丈夫かしらと、心配される向きもあると思うが、ご安心を。
この柱の上にしっかりと国宝の本堂がお立ちになっている。
有り難いものである。

なお、礎石は飛石にも使い、伽藍石と呼ぶ。

<H29.9.8追記>「伽藍の実際(龍澤寺)」を書込み。
<R4.1.23訂正>地震の部分の書込み。題名も変更。



Commented by 夢庵 at 2007-11-16 08:28 x
香合の伽藍はこれから来ているのですね。
無知でした。
味気ない形だなと思っておりました。
Commented by tamon1765 at 2007-11-18 13:24
こんにちは いつもコメントありがとう
ございます。私は今他の事に心奪われていて、
更新が疎かになっており恐縮です。
道具って、と言いますか、全てのものは、
故事来歴があって何かしらの必要があって
そうなっているのでしょうねえ、きっと。
あ、今のものはそうなのかは知りませんが。
私も、物を見たり本を読んだりすればする
ほど、無知であることを感じ、道の遠さに
絶望感を覚えます。
きっと、私は欲張りなのでしょう(苦笑)。
そんな時、分とか、知足と言った言葉を
思い浮かべるようにしています。
by tamon1765 | 2007-11-10 08:19 | お道具とお茶室 | Trackback | Comments(2)

お茶、その他についての、極く私的なブログ


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