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紹鴎作 竹茶杓

東博へ行ってきました。
常設展示で、良いものを見せてもらいました。

『紹鴎作竹茶杓』
家に帰ってそのなりを記録しておこうと思っても
書けないものですね。恥ずかしいことです。
しょうがないので、創作で書きます。
今後見に行かれた方からの叱責を待ちます。

先ず、全体の長さ16cm程度、そして節が手元の3cm程度
のところ。つまり、中節に馴れた目には、やや変則に




感じます。
太さは、おっとり部分から、櫂先近くまで13mm程度で
しょうか。太いとも、細くて華奢だなとも思わぬバランス
の良さ、といったところでしょう。
全体の下2/3は煤竹(濃い茶色)、上1/3は黄土色。
もちろん長い年月による、自然のもの。
節の下側(裏側)は平ら、蟻腰ではないです。
全体としては、外(上)に反った、緩やかなきれいな反り
ようです。
櫂先は、丸型で、いいカーブを切っていました。
切止は穏やかです。
樋はありません。
残念なことに、所有者が誰か、忘れてしまいました。
(記載が無かったような気もします)

いずれにせよ、紹鴎さんのものが見れるなんて、眼福でした。
紹鴎さんがこの竹を強く握って削っていた。。。。
あるいは、お茶会で使われていた。。。。
そんなお茶杓を、私が眺めていたと思うと、不思議な
気持ちになりますし、有難いことです。


〔19.8.18追記〕
家のなかをひっくり返してみたら、ありました。2冊。
小田・中村・池田瓢阿『茶入・棗・茶杓』主婦の友社
西山松之助『茶杓百選』淡交社
前者p135カラー写真。後者p66,67。
by tamon1765 | 2007-08-17 00:08 | 茶杓 | Trackback | Comments(0)

お茶、その他についての、極く私的なブログ


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