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大むかし、八寸六分のいろりの時は

13 大むかし、八寸六分のいろりの時は、火箸にて、灰を土段のうわ口まてかきあけ、炭おきて後、火箸かたかたをもつて、くるりくるりと灰まはしたる由也、この数奇には逢たる事なし、其後、けさう灰をちいさきかはらけしてかけたる時は、我もせる也、後にはあはび貝を、しゃくしのことくにすりて、それを用いし也、さてかねしゃくし・柄火箸は、利休はしめらるる也、羽も昔は白鳥の一つ羽成しを、鶴の三枚羽とせらるる也、又、古風の真の釜はすきすゑなり、小板も大小有て、大風炉には小板を用い、小風炉には大板をせし也、その故に、畳の目、十一目と九目と有は、板によりし也、其後、利休より、板一図にさたまれる也
by tamon1765 | 2004-08-13 20:08 | 『 長闇堂記 』 | Trackback | Comments(0)

お茶、その他についての、極く私的なブログ


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