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江岑夏書 14(盆立、一休のニセの書)

一 盆立の事、世上とハ相違申候、面談ニ不申候て不成候、

一 休、堺二而、祖師之墨跡、一休御写候を御求候て、御懸候、
  南宗寺之和尚へ御見せ候ヘハ、一休之うつし物と被仰候故、
  其座ニ而御引やぶり候、

利休は、堺に居た時、祖師の墨蹟(実は、一休が写したもの)を手に入れたので、茶の関出掛けて南宗寺の住職にお見せした処、「これは一休の写したものだ」と住職が仰られたので、その場で引きちぎってしまった。

R5.5.10>追記  第二段落の、現代口語訳を追加。一休の写し物を「一休の贋物」と私は誤読していました。一休が祖師の写しを作ったから、贋物を生じさせたのは一休です。そのような意図があったかないかは存じ上げませんが。なお、祖師を、谷端昭夫氏は「虚堂智愚か」とされています。




Commented by 夢庵 at 2007-07-01 14:36 x
逢源斎書

休、堺ニ而祖師之墨蹟を、一休御写候を御直候テ御掛候、
南宗寺之和尚へ御見せ候へは、一休之写物と被仰候故、
其座ニ而御引やふり被成候
by tamon1765 | 2007-05-14 01:13 | 『 江岑夏書 』 | Trackback | Comments(1)

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