詩 『 春の雨が花を洗う 』


  花が色を増し香りを増すのは、愛があるから。
  春の林を、かすかな雨が通り過ぎる。
  すると、地面はやさしくなり、
  花は、浅く或いは深く、その彩りを変える。
  それは、汗に濡れて佇む異国の女のよう。
  錦の衣が、川の流れの中にたゆたうよう。


と、なにやら茶のブログに相応しくない詩とお笑い召さるな。
今日の雨から、私の中ではイメージが膨らみました。
晴れは晴れで気持ちよい、
そして今日のような雨もまた宜しい。
うっすらと濡れた花が美しい。
そして、この詩も、美しい。

私も知って驚いたが、意外な時代の意外な人の作である。
このような詩を知ることが出来、幸せを感じる.。


作者と原詩は、コメントで書きます。
初めに知ってしまうと、固定イメージでそのまま素直に
読めません。
自分の中の多くのものを壊さなければいけないのかも
しれないとも感じます。
(なお、上記は、私の大胆訳です。)
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Commented by tamon1765 at 2007-05-08 08:28
時間を置いて読み直すと、始めて読んだときに比べ感激が薄かったり、
逆にこなれてより強く感情を動かしたりと、なかなか詩は曲者では
あります.
私の現代口語訳が悪いのか、今読み直してみると、私自身初会程の
気持ちは興りませんでした。
又ゆっくり味わえばとも思います。
水滴に濡れた花や緑の美しさ、それを捉えた詩に変わりはありません。
作者の落ち着いた眼差しに安らぎを感じます。
その作者ですが、天神様こと菅原道真公です。


『 春雨洗花 』
増色増香別有心
微々雨脚過春林
地無破塊軽非重
花只添紅浅也深
如遇呉カ霑汗立  (カは、女偏に圭。チカラに非ず)
似看蜀錦濯江沈

色を増し香を増す別に心有り
微々たる雨脚の春の林を過ぐる
地はつちくれをくだかず、軽くして重きことなし
花はただ紅を添う、浅くしてまた深し
ゴカの汗にうるびて立てるに遇えらんが如し
蜀錦の江に濯がれて沈めるを看んがごとし
by tamon1765 | 2007-05-06 23:42 | 雑談 | Trackback | Comments(1)

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