香川靖嗣の会

ご存知のとおり喜多流に香川靖嗣さんという能楽師がおられる。

喜多流といえば、昭世さんという今の能界での最高とも言われる
名手がいる。ほか、亡くなった菊生さんなど、多士済々のなかで、
忘れてはならない人である。

ところで、以前から、名人喜多六平太に対して 「鋼の肉体」 と
いった形容を書物で目にしてきたが、いまひとつ私には現実味の
ない言葉であった。
しかし、香川さんの能を見た瞬間、「(鋼の肉体とは、)このことだったか」
と、氷解したのであった。
体の動き、姿勢、馬に乗った姿など、その一瞬一瞬が、強力な印象で
残っている。.

私の尊敬する能文学の先生にそのことをお伝えすると、
「そうかもしれませんね」とのお言葉。
わが意を深くした。





それは、平成5年11月9日の「劇能の会」(国立能楽堂開場十年目
のことである)の催しである。
香川さんが袴能で演じたのは、土岐善麿の新作「夢殿」であった。
そのとき以来、香川さんは私の中では特別な名人の一人である。
とはいいながら、その後余り舞台を見ることが出来ず、とても
ファンといえないのであるが。

さて、その香川さんが、自分の会を始めると伺った。
6月3日、『 絵馬 』 である。
楽しみだ。
但し、行けるかどうか、……
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Commented by Santal at 2007-05-06 21:00 x
こんばんは。
私もファンの一人です。
香川さんはたぶん女性ファンが多いような気もします。
「鋼の肉体」と云うと、実は、私には観世寿夫さんのイメージですが、
香川靖嗣さんも、そう云えば、舞台に立っている時、揺ぎ無い力が感じられて、流れが凄く良いと思います。
意外と、ふっと型と型の間に地が出てしまう方も多い中、香川さんは途切れるということがないように思います。

お邪魔しました。
Commented by tamon1765 at 2007-05-07 01:20
嬉しいです。お立ち寄りありがとうございました。
Santalさんの情感に溢れた観能の記事を、愛読しています。

昭世さんは別格として、香川さんがあまり騒がれないことに
ずっと、首を傾げていました。
Santalさんもファンと伺うとなんだかホッとします。
ところで、「香川さんに女性ファンが多いような気がする」という
のは意外でした。
私には、男性的な喜多の中でも、特に男性的な気がしていたので。
(だから、女性ファンが多いという論法も成り立ちますね.......)
いずれにせよ、楽しみにしています。
その前に、十分な予習をしなければいけないなあ.。
ではまた
Commented at 2007-05-07 01:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by tamon1765 | 2007-04-29 14:37 | 舞台の話 | Trackback | Comments(3)

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