元禄時代の若者向マニュアル

 元禄時代の若者用の読み易いマニュアル(生活便利事典)がある
というので電車の中で眺めています。
ちなみに、現代若者用のマニュアルでは、私はとてもついていけそう
もないので...。

書名は、
  『 女重宝記・男重宝記 』 社会思想社の現代教養文庫1507
です
が、これがとっても面白い、というより、知らないことばかりで、
コリャためになるわいという代物です。
 また、興味深いことに気がついたのですが、「女重宝記」には、
お香のことがあります(四之巻:香をきくこと付けたり十種香、
掛香の名方、伽羅の名ならびに薫物の方)。
しかし、お茶について触れられていないのです。
「女重宝記」の本文一之巻には「女中たしなみてよき芸」として、
茶の湯する事、とはあるのですが、その説明は無いようです。
僅かに二之巻 「女中万喰方の作法(じょちゅうよろずくいかたの
さほう)」のなかに 「茶のみ様」 があって、その中身は
  「茶熱きとき啜りのみ、茶碗など振りまわすこと有る
  べからず」
で、一体誰が茶碗を振り回すのダイ?と吹き出してしまいました。

 一方、「男重宝記」には、巻之三に茶湯立て様喫様...と立夏
の事...とあるのです。
さらに、巻之四に菓子の類として蒸菓子の名凡二百種、干菓子
の名凡五十種...と。確かに凄い!
お菓子の名前の羅列です。
めまいがしそうだ。
お茶は男のものだったと言いますが、お菓子の情報量には参り
ました。
香が女で、男は花・茶・お菓子と言う区分が、なんだかとっても
不可思議で、おかしいです。

さてさて、元禄の若者(男)はこのマニュアル本を見て、お菓子
の名前を覚えたのでしょうか?(笑)
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by tamon1765 | 2001-05-09 23:29 | | Trackback | Comments(0)

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