お詫びと訂正「源氏窓の蓋置」
2015年 11月 26日
11月6日に書込みした「源氏窓の蓋置」に間違いがありました。
間違いをお詫びし、全文削除させていただきます。
訂正の上、改めて以下のように記事を掲載します。
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「源氏窓」という名の弘入造の蓋置を使いました。
ベースは、つくね型(いやもっと薄い繊細な作品でした)
の赤楽をイメージしてもらえばいいでしょう。そこには
絵が施され、正面に花頭窓が描かれています。一方、円筒の
反対側の上方向には、丸い穴が開いています。窓部分は
透けた作りではないですが、この窓を通して月を眺めると
いう心なのでしょう。
源氏窓という言葉は、今回初めて聞く言葉であり、手元の
事典には記載はありません。
ネットの辞書を見ると、あっさり、「花頭窓。火灯窓。
唐様の上部が尖頭アーチ状の窓。」といった様にあります。
とするならば、近江の石山寺ということになります。
紫式部が花頭窓越しに月を眺めている図。
濡れ縁の元には薄が見える、そんな絵柄があります。
そして、現実に、石山寺の本堂東側に張り出して、「源氏
の間」という紫式部が源氏物語を執筆した部屋があると
いいます。
それがまさに、花頭窓、いやいや源氏窓。
Webで検索すればその写真も見られます