透木は見せるもの?隠すもの?
2015年 11月 02日
大寄せのお茶会は好きではないので、余程のことが
ない限り、行かない・出ないの方針で今日まで来たが、
久々に関わってみると、
あれっこの道具どう扱うんだっけ?
ということばかりで、「実践を踏まないものに上達は
ない」という痛いしっぺい返しを喰らったなあ、の
思いである。
で、今回初めて、気になったこと、知ったことなど、
書き留めてみたい。
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唐銅鳳凰風炉に富士釜。
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透き木である。
で、据えてみろ、と言われると、さてどうしたものやら。
透き木を見せた方がいいのか、隠した方がいいのか?
但し、隠そうとより内側に置くと、釜を据える瞬間に
誤って火袋の中に落としそうだ。
それも困る。
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ということで、今更ではあるが、ボンヤリ本をめくって
いると、
結論としては、見えていて構わないようだ。
意外と白木が目立つような気さえする。但し、見せるべき
か否かは分からない。
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根拠は、
・「表千家茶道十二か月」千宗左(NHK、S60年)の口絵
写真頁の天然忌、p154、158
・「茶の湯歳時記―-風炉編」堀内宗完(主婦と生活社、1985)
p49、50
でみられる写真だ。
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