相伝についてのおかしな話し

ウェブ上の質問コーナーにおかしなものを見つけた。そして、

そのやり行為を考えるうちに、私としては何か一つ、開眼

した気がした。(勿論、自己満足ではあるが、笑)


それは、流派では相伝ものとされるお点前に関しての、ウェブ

上での、つまり公開での質問である。

私には、実に色々なことを考えさせてくれた。


ここに内在する問題では、二つの言説を含むと考えられる。

) これこれのお点前はコレコレこうするのである。

B)相伝もののお点前はその免状所有者でないと伝えない。

そうでない人に公開してはならない。


さて、この質問者は、Bを無視して、Aのお点前のやり方を

質問しているわけである。

この方は、一方に関しては守ろうとせず、一方に関しては

詳しく知ろうとする。(質問して知ったことを守るつもり

なのであろう)。

もし、これが逆(Aを無視し、Bに関しては守ろうとする)

だったらどうなのだろうか。

教わったお点前の手順を全く無視し、「段階を踏んで相伝もの

については口伝で学びなさい」ということのみ墨守する。

この場合、口伝で教わったことの内容が点前のはずであるの

だが、その教わったやり方を無視すると言うことになる。

これはナンセンスの極みだ。

さらに、先生を無視し、その教えを馬鹿にしていることになる。

Bは、Aなどを含む個別の事項を通底する規範と云える。

法といってもいいだろう。

一方、この質問者が遵守するために知りたがっている、お点前

の手順・仕方もまた、法であろう。それを全く無視していれば、

「これは、ウチの流派のやり方じゃないわネ」と、相手にされ

ない。何しろ、そのやり方が流派の法なのであるから。

つまり、二つの教えは同じ教えである。


矛盾を感じないのだろうか?


とにかく、私には首をかしげるばかりの事柄だ。

                      (続く


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by tamon1765 | 2015-08-13 07:32 | お点前 | Trackback | Comments(0)

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